抗火石の色と質について

 

抗火石には一つ一つの石に個性があるかのように、様々な色合いがございます。また、岩肌にも粗いものとキメの細かな物がございます。そんな個性豊かな抗火石には苦手なことがございます。

それはご要望のなかで、『茶系の色で揃えたい』もしくは『グレー系でモノトーンに出来ないか?』といった内容です。結論から申し上げますと、抗火石で色や石質をコントロールするというご要望には、誠に恐縮ながらご対応が出来ません。

その理由ですが、抗火石は新島の抗火石の岩盤を切り崩して採石をしているのですが、そこで採石した同じ一つの石の中でも色の濃い薄い、グレー系と暖色系といった異なる色合いが混ざるという石材です。その上、ガラス質の強く多孔質な抗火石は光の乱反射の影響を非常に受けますので、石の目に対する切断(ないし割り)方向によっても色の見え方が全く異なります。その為に同じ採掘場所で同じ日に採石した石同士でも石の色や質が異なり、また同じ石でも仕上げ面に出る石目具合でも色が異なるため、色などに関するご要望にお応えできない理由となっております。

そのため、抗火石はお使い頂いた場所場所によって色や質感が異なり、世界に一つだけの仕上りとすることが可能になります。表情豊かな抗火石の世界をお楽しみください。

 

参考までに今では採れなくなった抗火石も含め、様々な抗火石の色合いや石質の写真を載せます。写真下には今も採石しているかいないかも記載しましたのでご参考ください。

2013年現在、この色と質は採石無し。極端にガラス質で容易に皮膚を切られ、擦過傷を負います。加工性は極めて良い割には重量があります。比重1.2前後です。黒〜濃いグレー系の石および比重1.2前後の中硬質の石は現在採石されません。

2013年現在、この色と軽さは採石無し。この赤系の石をご要望頂くこともございますが、赤い石および比重が1.0以下の軟質の抗火石は現在採石されません。これが新島で『カブ石』といわれる水に浮く抗火石です。爪を立てて容易にえぐれてしまうほど柔らかい石です。

2013年現在、この軽い石は採石無し。こちらも『カブ石』。色としましては、この白に近い系統の石は現在も少ないながら採石されています。

④2013年現在割合としては少ないながら採石される白系抗火石。比重1.5程度です。レンガ用手鋸で切れなくはないですが切断に時間がかかるので電動工具が必要になります。

⑤比重1.4程度の硬質抗火石。まだ何とかレンガ用手鋸で切れます。比較的よく採石される色合いおよび石質。

⑥比重1.4程度の硬質抗火石。2013年現在、よく採石される色合いおよび石質。

⑦比重1.5程度の硬質抗火石。2013年現在、よく採石される色合いおよび石質。

⑧比重1.5程度の硬質抗火石。割合的にやや少なめに採石される色合いおよび石質。

⑨比重1.5程度の硬質抗火石。2013年現在、よく採石される色合いおよび石質。

⑩比重1.5程度の硬質抗火石。2013年現在、割合は少ないながら採石される色合い。

⑪2013年現在この軽い(中硬質)ものは採石無し。この色はあります。加工性良。

⑫比重1.5程度の硬質抗火石。2013年現在、よく採石される色合いおよび石質。

 

最近の抗火石の色合い の一例(2014年1月6日現在)
※抗火石は石の切り方、見る角度により色が変化しますので予めご了承ください。

MN-501 (※ 501は小型石から製造するため色幅が大きくなります。)

MN-504

MN-508 (※ 508は小型石から製造する上、山肌もでます為、色幅が大きくなります。)

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